皆さんは「古本」というと、どんなイメージを想い浮かべるでしょう。個人経営の小さなお店にびっしりと並べられたような本でしょうか。それとも大きくて明るい店内に、安値で並べられる流行の本や、少し前に流行ったような本が捨て値で売られているような状態でしょうか。古書店といえば、昔は個人経営の小さな店舗がほとんどでしたが、最近は大型チェーン店が増えてきました。「小さな古本屋さん」というような趣のある古書店はどんどん減り、ブックオフなどは逆に増えてきていますね。若い人は、古書店といえばブックオフなどの大きな店舗を思い浮かべる人の方が多いかもしれませんね。どんなイメージを持っているにせよ、古本は新書の出会いとは異なる面白みがあります。
ですが最近の本は、よほど人気のある本でもない限りすぐに絶版になってしまう、そもそも重版がかからず初版しか刷らない、というような本も増えてきました。本屋の店頭に並んでいる本の期間が、昔とは比べ物にならないくらい短くなってきているのです。そうなると、出版されてから1年や2年くらいの本を目にするチャンスというのは、古本屋がほとんどということも多くなっているのです。本が好きな人は、面白い本であれば10年前であろうと20年前であろうと出版された年代には関係なく面白い本に新しい本に出会うチャンスも少なくなってしまったといえます。本との出会いを求める人が、古本に目が行くのはある意味必然ともいえますね。
このホームページでは、古本についてのさまざまな情報を紹介していきます。たとえば、古本と古書の違いを知っていますか? ちょっとした薀蓄や古本の現状などを紹介していきたいと思います。あなたが古本ライフを楽しむ、古本との出会いを楽しむために、このホームページが少しでも役にたってくれれば幸いです。